ご挨拶
私たちがこの会社を立ち上げたのは、障がいをもつ娘の将来を考えたことがきっかけでした。
この子は、きっと大人になっても、一人前稼ぐことや家庭をもつことは難しいだろうと悟りました。
一緒に暮らしている私に何かあれば、この子はどうなってしまうのでしょう。
きっとグループホームや施設に入ることになるのだと思います。
正直、そういったところにあまり良いイメージはありませんでした。
運よく良いところにお世話になれれば安心ですが、嫌なことがあっても上手に誰かに伝えることができないかもしれない。
親の目が行き届かなくなったところで、娘につらい思いをさせることになるかもしれない。
障がいをもつ子の親にとってとても悲しいニュースを目にするたび、胸が締め付けられました。
親も子もお互い年を取って一緒に暮らすことができなくなった時、「どうしようもないから」と泣く泣く離れ離れになる未来よりは、
若いうちから優しい方々に見守られ、気の合うメンバーと一緒に楽しく年を重ねていく未来が素敵だと思いました。
娘の未来を人任せにしない。そんな決意をしました。
そこから夫婦でたくさん勉強し、障がい者グループホームを立ち上げようと決めました。
ちょうどその時期に、娘が入学した地域の小学校の特別支援学級で、
とりわけ苦手が多い娘に対し、同じ支援学級のお姉さん、お兄さんたちが本当に優しく、
妹分のように可愛がってくれたことも、大きく私の背中を押してくれました。
私たちがこの地域の障がい福祉をより良いものにすることで、
巡り巡ってこのお姉さん、お兄さんたちへの恩返しになれば・・・なんて、楽しい未来を描くことができました。
遠くの施設やホームではなく、いくつになっても子どもには、思いついたらふらりと顔を見に立ち寄れる、そんな場所にいてほしい。
いつでも親子が会える、風通しの良い、温かなホームを作りたいと思いました。
わが子が将来生きる場所として真剣に考え、“こんな風に幸せに暮らしてほしい”を確かな形にしていきます。
私たちの創ったグループホームへの入居が、お子様にとっての新たな門出と感じられ、
寂しくありつつも明るい気持ちで送り出せるような、そんなホームを目指します。
大切なお子様にいつでも会いに来ていただけるように、そして心配なことはすぐに相談していただけるように、
親御様ともしっかりコミュニケーションをとり、良い関係を築いていきます。
私はもともと臨床心理士・公認心理師として対人援助職についておりましたので、
このような形でまた人と深く関わる仕事ができることは、私の喜びにもなりました。
心の専門家としての知識と技術を活かし、責任をもって、
他のスタッフとともに入居者様、ご家族様の安定した幸せを追求することをお約束します。
そしてそんな夢を描く私を、夫が経営面でサポートします。
そして当グループホームが福祉の世界だけで完結するのではなく、しっかり社会と繋ぐ役割を担います。
障害のある娘を想う両親が創る、空に向かって咲くハナミズキのように、
どなたにとっても明るい希望と未来を感じられるホームになるよう、尽力してまいります。
今後とも、温かく見守っていただけますと幸いです。
代表 小林友美